水哭島観光案内



イラストbyかやさん


・水哭島(みなきじま)
○○県与美郡女木町水哭島。南北8.5km、東西4kmに広がる島。人口・約1600人。

・豊津港(とよづこう)
小規模の漁港で、この島唯一の船着場。「豊」の字が示すとおり、昔こそ豊漁で活況を呈したが、今では水揚げも少なく、さびれる一方である。
今では陸に上げられた船がいくつも朽ちている様子を見ることができる。

・鷹泊山(たかどまりやま)
標高の低い通常の山。整った円錐のため、山岳ピラミッド説もある。山頂には竜の頭のような形をした奇岩「竜頭岩(りゅうずいわ)」がある。

・御来ヶ浜(みきがはま)
黒っぽい砂の広がる、島の大きさの割りに長い砂浜。

・小字浦郷(こあざうらさと)
豊津港に隣接する商業地、住宅地。人が住む歴史も島の中で最も古く、かつ人口の6割がこの地域に住んでいる。

・神涙雫(かなずく)
名前の通り大昔人々の意味の無い権力争いを哀れに思い、死に行く人に対して涙を流した、その涙がたまってできたと言われる泉。
神聖な儀式や、墓石にかける水は主にここの水である。

・神無雫島(かなずくじま)
本島である水哭島から数十メートルの所にある離れ小島で、祭壇や祠がある霊験あらたかとされている場所。多くの島民参拝客が訪れている。

・羽鳥岬(はとりみさき)
島の端にある岬、結構な高さなので危ないここから夕日を見るととても綺麗らしい。
遊ぶところの無い孤島ではデートスポットとして有名だったが人口の少なくなった今はさびれて、まるで自殺スポットのようにみえる、ここから祭壇がよくみえる。

・雨女切(あめぎり)
この島に2つある集落のうちのもう一方。半農半漁を生活スタイルとする人々が中心となって住み着き、小さな港もある。
集落の山手側には畑と急斜面を利用した棚田が広がる。

・巌戸要塞(いわとようさい)
旧日本軍が日中戦争初期に島に建設した要塞。
天照大神が身を隠し、いずれの神もその扉を開けることが叶わなかった「天岩戸(あまのいわと)」神話にちなんで名が付けられた。
島全体を指して軍がこう呼ぶ場合もあるが、一般的には島中央部に司令室のある広大な地下壕のことをこう呼ぶ。

・尼胎嶽(あまばらだけ)
島の最高峰である火山。海抜310m。室町時代に噴火した記録が残っているが、現在のところ活動の傾向はない。
山頂部には見事なカルデラがあり、島の数少ない名所となっている。また、尼胎嶽自体が「水哭富士」と呼ばれ、島の信仰の対象ともなっている。



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