第X回サクラの花オフ会レポート
今回私は財政難により参加出来なかったので、文章を参謀の純さんに書いてもらいました。
東京に春一番が吹いた日の翌日である3月7日の正午前、うららかと言ってもいい陽気の東京・歌舞伎町を駆け抜ける、一組の男女の姿がありました。
そう、当サイトの常連にしてリレー小説のスタッフでもある、「かや」さんと私「純」の二人組です。かやさんが関西から東京に旅行に来られ、当日都合の付く「A」さんと「純」が東京を案内するという小規模のオフ会の企画で、参加が学校のため午後となるAさんとの合流を前に、かやさんと私の二人で先に映画版『サイレン』でも見よう、ということになったはいいのですが、私が宿泊地の千葉方面から来るかやさんに中央線を使うことを指示し忘れたため、遠回りの山手線に乗車して遅刻させてしまうという失敗を私がやらかしたのです。上映開始時間とほぼ同時に合流した私たちは、映画館へとダッシュ。というわけで冒頭の光景とあいなった訳です。
上映開始から過ぎること5分、ようやっと映画館の扉をくぐった私たちですが、鳥目なかやさんと私はどの席に座ったらいいのか真っ暗で見当も付かず、「三上」状態で空いている席を探します。おかげで私はカップルが仲良くしている席に突撃しそうになりました。突撃しとけば良かったと今でも悔やんでおります、ケッ(←毒男)。
二人とも映画の内容にはさほど期待していなかったのですが、その予想は良い意味で外れました。100点満点で点数をつけるとすれば77点というところでしょうか。市場のシーンでは東リコの『アステカ・クィーン』が流れていたり、警官が「あのセリフ」を言ったりと、マニアならニヤリとさせられる演出も多く、解釈に含みを残した結末で、そこそこ楽しめました。かやさんは石野卓球が担当した音楽を気に入っていたようでした。私もエンディングの曲は好きですね。それにしても入場料、高いですね・・・。1回1800円は酷い気がしてしまいます。
映画を見終わった後、二人はAさんが合流するまでの間近くのハンバーガー店でしばし歓談。そこはやはり「レンサイ中」、もといSIRENマニアどうし、「2」の話題で盛り上がります。絵師であるかやさんは私が昨日手に入れて持参した『オフィシャルアートブック』を気に入った様子。
と、そこに現れたのは破れジーンズ、南京錠のネックレスにサングラスという出で立ちのAさん。東京では珍しい格好ではないとは言え、およそSIRENマニアとは思えません。そういえばかやさんもチャットではかなりの腐女子ぶり(失礼!)なのですが、はたからはとてもそんな風には見えないのでした・・・。他の二人に私は一体どういう風に写ったのでしょうか?気になるところです。
Aさんも無事合流したところで、一行は清朝阿片窟をイメージしたという中国料理店に移動してランチタイム。そこで出るのは当サイトの話題です。チャットではできないちょっとヤバめの内容で、三人のダークな一面が顔を覗かせた(それほどでもないか(^^;)のは、やはりダークな店の雰囲気に影響されたからでしょうか・・・作戦通りだ、フフw。
腹を満たした三人が次に向かったのは、かやさんのたっての希望の秋葉原です(笑)。駅を出てすぐのメイドさん(のコスプレをした女の子)との遭遇に、かやさんも「すごいわぁ、圧倒されてまう・・・」と素の関西弁です。最初に入った全7階すべてフィギュアで埋め尽くされたビルでは、等身大の綾○から妖怪のフィギュアまで、なんでもござれという感じ。ここでは当サイトの管理人、赤い風さんも長崎から電話参戦がありました。予想よりも甲高い印象の声です(普段はあんな声ではないさね:本人談)。あとで風さんに私の声の印象を聞くと「意外といい人っぽかった」。どういうことだそれわ!かやさんは自転車を漕いでいたとかで息を荒げている風さんに「カワイイ!」と萌えています。
続いては「アキバ」と言ったらこれ、メイドカフェへと突入です。ツインテールのメイドさんがテールの一方を指でクルクルと絡める仕草に「萌え」る純(だけじゃなくAさんも)。さすが「萌え」の町アキバ、恐るべし、です。
そのメイドさんと久しぶりにUNOに興じた(純の拙いリードで見事敗戦)あとで、一行はアキバの街を散策したのち、まだ10代のAさんを連れて居酒屋へ。OVER20の二人に連れられていたとは言え、Aさん余裕の居酒屋店員突破ですw。酒と美味い肴が手伝って饒舌になった一行は、リレー小説の登場人物の話などして盛り上がるも、ここでかやさんが帰るバスの出発時間のためタイムアップ。歩道からはみ出してふらつくAさんを心配しつつ、そして別れを惜しみつつも解散となりました。
帰りの山手線車内、かやさんが下車する東京駅直前でポツリ。「なんかしんみりしてまった・・・」・・・私もです・・・。
こうして、私の拙い案内ながらも、何とか無事にオフ会は終了したのでした。お二人や、まだ見ぬほかのメンバーといつか出会えることを祈りつつ・・・。
(完)